【寄稿】第9回若手OBOG稽古会を開催!

 忘年会シーズン幕開けの12月3日(土)甲南大学六甲アイランド剣道場(以下、 六アイ道場)において

 

「第9回若手OBOG稽古会」を開催しました。

 

この稽古会は、卒業したての20歳代から脂の乗りまくった40歳代の年代を(年齢の上で)

 

「若手」と位置づけ(50歳代以上の「まだまだ若手」の先輩方、申し訳ありません…)、

 

その年代のOBOGで

 

「集まって稽古して一杯やろう♪」

 

という気楽なコンセプトのイベントです。

 

現役学生の稽古が終わった午後の時間帯に六アイ道場を利用して、自由に

 

基本稽古するもよし♪

 

久しぶりに仲間と地稽古するもよし♪

 

見取り稽古するもよし♪

 

面は各自のペースで何回外してもOK!というゆる~い内容の稽古会で、

 

特に大学剣道部や稽古とは疎遠になってしまっているOBOGで、甲南への思いはあるのに、

 

「いきなり現役学生と(同じペースで)稽古するのは、ちょっと…」という方、

 

「一人で現役学生の稽古に参加するのは、ちょっと…」という方、

 

「久しぶりにアイツと稽古して美味い酒飲みたい!」という方etc…を対象に、

 

まずはそうした若手OBOGの遠のいている足を六アイ道場に向けていただくことが主な目的です。

 

昨年8月開始以来、若手OB参加最少人数「4名」を記録した前回から、2ヶ月…TVコマーシャルや

 

街宣車、そして街頭でのビラ配り…とまでは行かないまでも、LineやfacebookといったSNSを駆使した

 

PRが功を奏し、当日は、冬に見ると暖かい気がするショッキングピンクの我らが聖地に

発起人の入江尚吾 先輩(H11年卒)を始め


もはや「いつメン」河村知哉 先輩(H12年卒)や

目指せ「いつメン」松井宣将 先輩(H14年卒)と

11月に六段審査合格というトンデモなく素晴らしい東京土産を持って帰って来た宮崎岳彦 先輩(H15年卒)、

そして昨夜の宮崎先輩昇段祝いの席上、ノリで数年ぶりに剣道具を着けることになった永井健太 先輩

 

(H15年卒)や


実は9回中4回という参加率の高さなのに、飲みっぷりしか印象にない赤松翼 先輩(H21年卒)と

はるばる香川から登場した瞬間「道着…何枚着とんねん!」と、ツッコミが飛んだ育ち盛りの應地紀宏 先輩

 

(H18年卒)に加えて

矢野篤 先輩(H10年卒)、梅木大 先輩(H13年卒)といった歴代キャプテンが続々姿を現す中…


この日、梅木先輩の次にキレッキレの動きを見せた初参加の岸田柊 先輩(H27年卒)、

さらに、甲南が誇るママさん剣士、原田(旧姓 法花)友香 先輩(H17年卒)率いる


OGチーム甲南参戦!

関西学連剣友剣道大会(OB大会)が2週間後に迫っていることもあって、集まりました15人…

 

OGの参加は史上最多の4人で女子率27%!

稽古会参加者
氏   名  卒業年次 氏   名 卒業年次 氏   名 卒業年次
矢野  篤 H10年 入江 尚吾 H11年 河村 知哉 H12年
梅木  大 H13年 松井 宣将 H14年 友澤  剛 H14年
永井 健太 H15年 宮崎 岳彦 H15年 原田(法花)友香 H17年
應地 紀宏 H18年 上浦(原)知英 H18年 赤松  翼 H21年
田中(中川)典子 H21年 岸田  柊 H27年 森  文絵 H27年

前回とは打って変わって賑やかな稽古会は、初参加メンバーが指揮を執るという鉄の掟に従って、

 

永井先輩による、記憶をたどりつつ迷走気味の号令が道場に鳴り響き…

ゆる~い準備体操と、短~い素振りに続いては


いつものように円のまま上座も下座もなく礼を交わし、いざ稽古開始!

この日も道場では、いたるところで、現役時代以来の同期対決(永井先輩VS宮崎先輩・

 

赤松先輩VS田中先輩etc)や…


松井先輩と岸田先輩による世代を越えた甲南中高出身対決、

松井先輩と永井先輩による因縁の甲南中高出身対決や…

原田先輩と森先輩による世代を越えた甲子園学院出身対決…

社会人の稽古会ならではの同業者対決に加えて

矢野先輩と岸田先輩による身長差対決や河村先輩と應地先輩による東西横綱対決など、ビジュアル的にも

 

見応えのあるドリームマッチが展開されました。


しかし何といっても参加者の楽しみは、この後お酒を飲むこと…ではなく、現役時代お世話になった先輩と

 

竹刀を交えること!この日も、宮崎先輩が入江先輩・河村先輩・梅木先輩・松井先輩に、松井先輩や永井先輩

 

も梅木先輩に、そして梅木先輩も入江先輩・河村先輩に稽古をお願いしたりと、まさに「あの日の六アイ道場」

 

を再現した時間が流れ、個人的には夢を見ているようでした。





そんな夢見心地のまま、カメラ片手に「もう今日は(面着けなくても)いいかな…」と甘い考えがよぎった

 

友澤でしたが、矢野先輩の「あれ?面着けないの?」とのお言葉で我に返り、ちゃんと稽古しましたよ!

 

一本だけね…


そんなこんなで20年近く前の六アイ道場にタイムスリップしたかのようなOBたちも、ふと現実に返れば

 

アラフォー世代…現役時代のようにぶっ通しで稽古できるのは入江先輩と梅木先輩くらい…


そんなメンズを横目に、OGチーム甲南は現役かっ…!と、つっこみたくなるほど元気な上に、

 

マジメかっ…!と、つっこみたくなるほど基本稽古からみっちり取り組み、

なかでも原田キャプテンは、稽古の指揮を執ったり、お子さんに目をやったりと大忙しでしたが、

そんな奥さんであり、お母さんであり、時々剣士みたいな、カッコいいママさん剣士の背中を見て、

 

後輩OGたちが(今はまだOB大会前だけですが)六アイ道場に帰ってきつつあるような気がするのです。


1時間30分に及ぶ、長いような短いような、でも確実に楽しかった「準備運動」を終えて…


一行が向かうは住吉…なぜなら、そこにはキンキンに冷えたビールと

今回もこのために予約したホテルでひとっ風呂浴びてスタンバる河村先輩…ではなく、

拍子木鳴らしてたあの日とまったく変わらない歴代のマネージャー二人が待っているから。そして…

このためだけに広島からやって来たこの男が待っているから…!

集合時間までに、はやる気持ちを抑えきれずに一部メンバーのフライングもありましたが…

ここからが「本番」の第二道場に整列したところでかんぱ~い♪

さすが十分過ぎるほど準備運動して来たメンバーたち…開始直後からやっぱりこの男が飲むわ飲むわ…

負けじと酒類メーカーの名誉に賭けて、この男も飲むわ飲むわ…

もはや先輩を飲み友達としか思っていないであろう最年少のこの男も飲むわ飲むわ…

たまには気をつかって、レモン絞るわ絞るわ…

でも、入江先輩(10期上)にからむわからむわ

そんな後輩に業を煮やしたこの男が、遂に伝家の宝刀を抜きました。とある先輩の結婚式でアノ世界選手権者

 

にも披露した「ひとりチャラ※註1」を「これが甲南剣道部の飲みっぷりじゃけん!」と…!

※註1:通常は周囲がコールをかけるところを全て自身でコールをかけて三杯飲み切る芸当

結局この日、シメの三軒目が焼肉屋という衝撃の結末にも、誰一人欠けることなく、誰一人ケガもなく、

 

別れを惜しみつつ、今年最後の若手OBOG稽古会は幕を閉じたのでした。


 縦之会は現役学生を支援する後援会的側面もありますが、OBOGが交流・懇親を深める同窓会的側面

 

もあるのです。若手OBOG稽古会は、OBOG有志によるイベントであり、まずは同窓会として若手

 

OBOGを六アイ道場(または、その後の飲み会)に集めて、最終的に後援会として現役学生の稽古や

 

試合会場に足を向けていただくのが狙いなのです。この稽古会は「剣道が好きな人」の集まりではなく、

 

「甲南が好きな人」の集まりにしたいと考えています。次回は2月25日(土)開催を予定

 

しています。記念すべき第10回目!盛大にやりましょ~♪

 

まずは懐かしの六アイ道場にお誘い合わせの上、お集まりください!

第二道場(住吉)参加者
氏   名  卒業年次 氏   名 卒業年次 氏   名 卒業年次
入江 尚吾 H11年 河村 知哉 H12年 梅木  大 H13年
笹部 なつみ H13年 松井 宣将 H14年 友澤  剛 H14年
小田 福徳 H16年 應地 紀宏 H18年 常峰 彩加 H18年
赤松  翼 H21年  

ふと気がつけば、今回で若手OBOG稽古会も第9回を数えました。考えてもみてください。今まで初稽古か

 

OB大会当日にしか集まらなかった若手OBOGが1年ちょっとで9回も集まるようになりました。うれしい

 

のは、これを機会にまた稽古を再開する人、縦之会や剣道部と関わってくれる人、先輩後輩・同期とまた

 

接点を持つことができた人と…稽古を継続しているしていないに関わらず、甲南剣道部の名のもとに集まって

 

くれつつあることです。そう、みんなとまたお酒が飲みたくて広島から駆けつけた小田福徳 先輩(H16年卒)

 

のように…できれば今度は剣道具持っておいで!

友澤 剛(平成14年卒)記