第113回全日本剣道演武大会(旧京都大会)

 風薫る京都は左京区「武徳殿」において5月3日~5日の3日間、「第113回全日本剣道演武大会(旧京都大会)」が開催されました。本大会は、全国から集まった錬士六段以上の剣士が、立合い形式の試合(演武)を1分30秒(錬士六段/教士七段)~2分(教士八段/範士)、各人1試合のみ行い、日々の修錬における成果を披露する演武大会です。会場となる武徳殿は、伝統武道の振興を図るため結成された大日本武徳会の演武場として、1899(明治32)年に建設された、まさに「日本武道の聖地」であり、その118年の歴史を誇る重要文化財において、一流の審判(範士)のもと、演武できる本大会は、全国の剣士にとって憧れの舞台でもあります。本年も全国から2800名を越える高段者が出場した本大会に、縦之会からも以下の先生・先輩方が出場され、見事な演武を披露されました。

  

  剣道教士の部

   伊藤 明裕 師範(教士八段、特別会員)

   山本 眞人 先輩(教士七段、S46年卒)

   田頭 啓史 先輩(教士八段、S52年卒)

   小林 進  先輩(教士七段、S52年卒)

   西原 正博 先輩(教士七段、高校S48年卒)

     菅沼 満寛 先輩(教士七段、S53年卒)

   石田 明久 先輩(教士七段、S57年卒)

   堂内 昌孝 先輩(教士七段、S57年卒)

  剣道錬士の部

   杉本 安隆 先輩(錬士七段、S61年卒)

   濱口 健  先輩(錬士六段、H 5年卒)

   濱田 徳明 先輩(錬士六段、H10年卒)

   佐藤倫太郎 先輩(錬士六段、H17年卒)

                    以上 

今年で113回を数える本大会。
今年で113回を数える本大会。
会場となった武徳殿は築118年の歴史を誇る重要文化財。
会場となった武徳殿は築118年の歴史を誇る重要文化財。

敷地内には全国から集まった武道具店が軒を連ねる。
敷地内には全国から集まった武道具店が軒を連ねる。
会場には連日、所狭しと多くの観客が詰めかけた。
会場には連日、所狭しと多くの観客が詰めかけた。

年に一度、全国から剣友が集う大会期間中は、周辺で各大学同窓会や稽古会が開催された。
年に一度、全国から剣友が集う大会期間中は、周辺で各大学同窓会や稽古会が開催された。
年に一度、修練の成果を披露する本大会。
年に一度、修練の成果を披露する本大会。

山本眞人 先輩(S46年卒)の厳しい攻め。
山本眞人 先輩(S46年卒)の厳しい攻め。
相手の鍔元を攻める小林進 先輩(S52年卒)。
相手の鍔元を攻める小林進 先輩(S52年卒)。

端正な構えの西原正博 先輩(高校S48年卒)。
端正な構えの西原正博 先輩(高校S48年卒)。
相手に激しく攻め込む菅沼満寛 先輩(S53年卒)。
相手に激しく攻め込む菅沼満寛 先輩(S53年卒)。

初太刀で日本剣道形仕太刀七本目通りの見事な抜きドウを決めた石田明久 先輩(S57年卒)。
初太刀で日本剣道形仕太刀七本目通りの見事な抜きドウを決めた石田明久 先輩(S57年卒)。
堂内昌孝 先輩(S57年卒)の立合い相手は現役時代に定期戦で交流のあった京都大学の同級生。卒業以来の再会となった。
堂内昌孝 先輩(S57年卒)の立合い相手は現役時代に定期戦で交流のあった京都大学の同級生。卒業以来の再会となった。