第114回全日本剣道演武大会(旧京都大会)

 風薫る京都は左京区「武徳殿」において5月3日~5日の3日間、「第114回全日本剣道演武大会(旧京都大会)」が開催されました。本大会は、全国から集まった錬士六段以上の剣士が、立合い形式の試合(演武)を1分30秒(錬士六段/教士七段)~2分(教士八段/範士)、各人1試合のみ行い、日々の修錬における成果を披露する演武大会です。会場となる武徳殿は、伝統武道の振興を図るため結成された大日本武徳会の演武場として、1899(明治32)年に建設された、まさに「日本武道の聖地」であり、その119年の歴史を誇る重要文化財において、一流の審判(範士)のもと、演武できる本大会は、全国の剣士にとって憧れの舞台でもあります。本年も全国から2800名を越える高段者が出場した本大会に、縦之会からも以下の先生・先輩方が出場され、見事な演武を披露されました。

  

  剣道教士の部

   伊藤 明裕 師範(教士八段、特別会員)

   山本 眞人 先輩(教士七段、S46年卒)

   田頭 啓史 先輩(教士八段、S52年卒)   

   西原 正博 先輩(教士七段、高校S48年卒)

   菅沼 満寛 先輩(教士七段、S53年卒)

   石田 明久 先輩(教士七段、S57年卒)

   高本 義崇 先輩(教士七段、H 4年卒)

  剣道錬士の部    

   濱田 徳明 先輩(錬士七段、H10年卒)   

                    以上 

今年で114回を数える本大会。
今年で114回を数える本大会。
会場となった武徳殿は築119年の歴史を誇る重要文化財。
会場となった武徳殿は築119年の歴史を誇る重要文化財。

大会期間中の敷地内には全国から集まった武道具店が軒を連ねる。
大会期間中の敷地内には全国から集まった武道具店が軒を連ねる。
会場には連日、所狭しと多くの観客が詰めかけた。
会場には連日、所狭しと多くの観客が詰めかけた。

年に一度、全国から剣友が集う大会期間中は、周辺で各大学同窓会や稽古会が開催された。
年に一度、全国から剣友が集う大会期間中は、周辺で各大学同窓会や稽古会が開催された。
年に一度、修練の成果を披露する本大会。
年に一度、修練の成果を披露する本大会。

先日の全日本選抜剣道八段優勝大会覇者の恩田教士と立合う伊藤師範。 写真提供:吉田大樹 先輩(H14年卒)
先日の全日本選抜剣道八段優勝大会覇者の恩田教士と立合う伊藤師範。 写真提供:吉田大樹 先輩(H14年卒)
初太刀に放った豪快なメンで一本勝ちを飾った山本先輩。
初太刀に放った豪快なメンで一本勝ちを飾った山本先輩。

田頭先輩が放った初太刀のメンが決まる。この後、メンを追加して見事な二本勝ちを飾った。 写真提供:吉田大樹 先輩(H14年卒)
田頭先輩が放った初太刀のメンが決まる。この後、メンを追加して見事な二本勝ちを飾った。 写真提供:吉田大樹 先輩(H14年卒)
田頭先輩が放った初太刀のメンが決まる。この後、更にメンを追加して見事な二本勝ちを飾った。 写真提供:吉田大樹 先輩(H14年卒)
田頭先輩が放った初太刀のメンが決まる。この後、更にメンを追加して見事な二本勝ちを飾った。 写真提供:吉田大樹 先輩(H14年卒)

鋭いコテを決めて一本勝ちを飾った西原先輩。
鋭いコテを決めて一本勝ちを飾った西原先輩。
切れのあるコテメンと抜きドウの二本勝ちを飾った菅沼先輩。(写真奥側)
切れのあるコテメンと抜きドウの二本勝ちを飾った菅沼先輩。(写真奥側)

端正な構えで相手と対峙する石田先輩。
端正な構えで相手と対峙する石田先輩。
本年は熊本県から参加の高本先輩。
本年は熊本県から参加の高本先輩。

4月30日の七段審査会において二刀で昇段を果たした濱田先輩。 写真提供:森本俊也 先輩(S60年卒)
4月30日の七段審査会において二刀で昇段を果たした濱田先輩。 写真提供:森本俊也 先輩(S60年卒)
演武を終えて。見事に勝ち星をあげた西原・菅沼両先輩。
演武を終えて。見事に勝ち星をあげた西原・菅沼両先輩。