第66回全日本学生剣道選手権大会

 西日本各地を豪雨災害が襲った7月7日~8日「日本武道館」において第66回全日本学生剣道選手権大会・第52回全日本女子学生剣道選手権大会が開催されました。本大会は全国8地域における予選を勝ち抜いた選手たちが、学生日本一の座を争うトーナメント形式の男女個人戦です。本大会においては、本学も過去に男子第5回大会で白井教雅 先輩(S34年卒)が優勝、第8回大会で矢木司孝 先輩(S38年卒)が第三位入賞、女子第28回大会で西海章子 先輩(H7年卒)が第三位入賞と、輝かしい戦績を誇ります。また、8地域を東西に区分して各地域連盟より選出された選手で構成したチームで東西の雌雄を決する勝ち抜き形式の団体戦である男女東西対抗試合も本大会と同時開催されます。毎年、東京と大阪で交互に開催する本大会ですが、従来は男女の個人戦と男子東西対抗試合を1日で実施していたのを、2007年より1日目を女子個人戦と新たに開設した女子東西対抗試合、2日目を男子個人戦と男子東西対抗試合とする2日間開催となりました。本年も男子176名、女子90名が出場する今大会、本学からは、男子個人戦に、関西予選をベスト32進出により通過した寺元佑志朗 選手(4年 八頭高等学校出身)と、関西予選をベスト16進出により通過した租父江将 選手(3年 清風高等学校出身)が出場し、次の結果となりました。

 

  男子個人戦 1回戦 寺元 ーメ 齋藤(鹿屋体育大学3年 東海大学附属相模高等学校出身)        

        →1回戦敗退

        1回戦 租父江ーメ 馬場(明治学院大学3年 桐光学園高等学校出身)

        →1回戦敗退

       

 応援に駆けつけた本学部員やOBOGが見守る中、寺元選手は九州予選で第三位入賞のインターハイ覇者と対峙し、強豪選手による猛攻を中盤までよく凌ぎますが、豪快なメンを見舞われたまま試合終了の笛が鳴り、一本負けを喫します。一方、租父江選手は、関東地区の強豪校出身選手を相手に慎重な試合運びで延長戦に持ち込みましたが、両者のメンが交錯し、一瞬は租父江選手に旗が2本挙がったところで内1本が相手側に翻ったことから、合議の末、相手のメンが有効打として判定され、悔しい一本負けとなりました。

 結果として両選手とも初戦敗退となりましたが、本学17年ぶりの快挙となる男子2名同時出場の晴れ舞台は、当人のみならず、それを目の当たりにした部員達にも大きな自信となり、この経験が来たる関西学生剣道優勝大会(団体戦)に向けた推進力となることは間違いありません。

 また、今大会には、本学より以下の先輩方に大会役員・審判員の労を取っていただきました。

 

  大会特別委員 石田 明久 先輩(S57年卒)

  審判員    田頭 啓史 先輩(S52年卒)

 

 以上の先輩方を始め、大会当日、ご来場賜りました多くの先輩方に、厚く御礼申し上げます。

 

  ご来場の先輩  

  (監督を除く) 松原 俊允 先輩(S39年卒)

          衣川 隆三 先輩(S45年卒)

          青盛 昭雄 先輩(S50年卒) 

          不破 啓之 先輩(S61年卒)

          小林 竜太 先輩(H 3年卒)

          中村  洋 先輩(H 4年卒)

          赤坂 安昭 先輩(H 7年卒)

          河村 晋次 先輩(H 9年卒)

          吉川 康介 先輩(H14年卒)

          友澤  剛 先輩(H14年卒) 

          岸田  柊 先輩(H27年卒)

          今井 優希 先輩(H28年卒)

          坂本 里来 先輩(H28年卒)

          中本 夏海 先輩(H29年卒) 

 

 なお、本大会の結果は次の通りです。

 

  男子優勝 矢野 貴之 選手 (国士舘大学4年 福岡大学附属大濠高等学校出身)

   準優勝 福居 義久 選手 (国士舘大学3年 水戸葵陵高等学校出身)

   第三位 星子 啓太 選手 (筑波大学2年 九州学院高等学校出身)

   第三位 丸山 大輔 選手 (中央大学3年 高輪高等学校出身)

  男子東西対抗試合 西軍勝利 

  女子優勝 藤崎 薫子 選手 (明治大学3年 島原高等学校出身)

   準優勝 佐藤 みのり 選手(法政大学3年 麗澤瑞浪高等学校出身)

   第三位 井手 璃華子 選手(国士舘大学4年 福岡第一高等学校出身)

   第三位 桑野 こゆき 選手(日本体育大学2年 阿蘇中央高等学校出身)

  女子東西対抗試合 西軍勝利

 

 最後に、この度、両選手と引率の入江尚吾 監督(H11年卒)、大会に際し上京のOBを囲み、大会前夜の7月7日には、在京OBが激励会を開催しました。在京OBにご連絡いただきました松原先輩、幹事を務めていただきました不破先輩を始め、開催にあたりご寄付賜りました植田英雄 先輩(S40年卒)、ご出席いただきました先輩方に対し、厚く御礼申し上げます。

激励会出席者(※は上京OB)
氏名  卒業年次  氏名  卒業年次  氏名  卒業年次 
松原 俊允 先輩 S39年 衣川 隆三 先輩 S45年 青盛 昭雄 先輩 S50年
田頭 啓史 先輩※ S52年 石田 明久 先輩※ S57年 橋本 慎一 先輩 S58年
勝谷 浩二 先輩 S61年 不破 啓之 先輩 S61年 赤坂 安昭 先輩 H 7年
河村 晋次 先輩 H 9年 入江 尚吾 監督※ H11年 友澤  剛 先輩※ H14年
吉川 康介 先輩 H14年 石川(太田)佳宏 先輩 H22年 岸田  柊 先輩 H27年
学生出席者3名(寺元・影山・租父江)
会場となった日本武道館。
会場となった日本武道館。
本学男子選手2名が堂々の入場。
本学男子選手2名が堂々の入場。

今大会には定期戦で交流のある学習院大学から重黒木選手(3年)も出場(写真手前側)。鹿屋体育大学の選手を破り、ベスト32進出を果たした。
今大会には定期戦で交流のある学習院大学から重黒木選手(3年)も出場(写真手前側)。鹿屋体育大学の選手を破り、ベスト32進出を果たした。
今年も男子176名、女子90名が出場の本大会。
今年も男子176名、女子90名が出場の本大会。

出席した監督会議の内容を選手に伝達する入江監督。
出席した監督会議の内容を選手に伝達する入江監督。
第1日目は開会式終了後、女子個人戦が試合場4面を使用して実施。
第1日目は開会式終了後、女子個人戦が試合場4面を使用して実施。

45分に及ぶ準決勝戦の後、女子決勝戦は藤崎選手(明治大学)と佐藤選手(法政大学)とで争われた。
45分に及ぶ準決勝戦の後、女子決勝戦は藤崎選手(明治大学)と佐藤選手(法政大学)とで争われた。
女子個人戦終了後、女子東西対抗試合10人戦が実施。
女子個人戦終了後、女子東西対抗試合10人戦が実施。

女子決勝戦で副審を務める田頭先輩。
女子決勝戦で副審を務める田頭先輩。
7月7日には在京OB11名出席のもと、翌日に試合を控えた選手と上京OBの激励会を開催。
7月7日には在京OB11名出席のもと、翌日に試合を控えた選手と上京OBの激励会を開催。

激励会を企画いただいた松原先輩。
激励会を企画いただいた松原先輩。
激励会の幹事を務めていただいた不破先輩。
激励会の幹事を務めていただいた不破先輩。

勤務を終えて駆けつけていただいた河村先輩。
勤務を終えて駆けつけていただいた河村先輩。
現在は外資系企業で活躍する関西団体準優勝時メンバーの吉川先輩。
現在は外資系企業で活躍する関西団体準優勝時メンバーの吉川先輩。

OB会の在り方について熱く語っていただいた石川(太田)先輩。
OB会の在り方について熱く語っていただいた石川(太田)先輩。
昨年より実業団剣士として活躍する岸田先輩。
昨年より実業団剣士として活躍する岸田先輩。

在京OBに感謝の言葉を述べる入江監督。
在京OBに感謝の言葉を述べる入江監督。
主将として出席者に挨拶を述べる寺元選手。
主将として出席者に挨拶を述べる寺元選手。

選手に帯同して上京した影山主務。
選手に帯同して上京した影山主務。
翌日の試合について抱負を語る租父江選手。
翌日の試合について抱負を語る租父江選手。

激励会は赤坂先輩によるエールで中締めを迎えた。
激励会は赤坂先輩によるエールで中締めを迎えた。
出場選手に渾身のエールを送る赤坂先輩。
出場選手に渾身のエールを送る赤坂先輩。

入江監督を囲む激励会出席の在京若手OBたち。
入江監督を囲む激励会出席の在京若手OBたち。
第2日目は男子個人戦が試合場6面を使用して実施。
第2日目は男子個人戦が試合場6面を使用して実施。

祖父江将 選手(3年)
祖父江将 選手(3年)
寺元佑志朗 選手(4年)
寺元佑志朗 選手(4年)

相手選手の一本勝ちを宣告する審判の白旗が挙がり、寺元選手の敗退が決まった瞬間、我々の全日本大会は終わった…。
相手選手の一本勝ちを宣告する審判の白旗が挙がり、寺元選手の敗退が決まった瞬間、我々の全日本大会は終わった…。
男子戦決勝戦は、24年ぶりとなる国士舘大学の同門対決となった。
男子戦決勝戦は、24年ぶりとなる国士舘大学の同門対決となった。

男子個人戦終了後、男子東西対抗試合20人戦が実施。
男子個人戦終了後、男子東西対抗試合20人戦が実施。
試合終了後、先輩方のアドバイスをいただく両選手。
試合終了後、先輩方のアドバイスをいただく両選手。

大会当日、ご来場いただいた在京OBの先輩方。
大会当日、ご来場いただいた在京OBの先輩方。
平成27年度主将の今井先輩や平成28年度女子主将の中本先輩など、若いOBOGも選手の応援に駆けつけた。
平成27年度主将の今井先輩や平成28年度女子主将の中本先輩など、若いOBOGも選手の応援に駆けつけた。

出場選手と監督を囲んで。関西から応援に駆けつけた4年生を中心とした現役部員たち。
出場選手と監督を囲んで。関西から応援に駆けつけた4年生を中心とした現役部員たち。