【寄稿】第19回若手OBOG稽古会を開催!

 連日の酷暑で気温に関する感覚がもはや麻痺しつつあるお盆休み初日となった8月11日(土)、

 

甲南大学六甲アイランド剣道場(以下、 六アイ道場)において「第19回若手OBOG稽古会」

 

を開催しました。

 

この稽古会は、卒業したての20歳代から脂の乗りまくった40歳代の年代を(年齢の上で)

 

「若手」と位置づけ(50歳代以上の「まだまだ若手」の先輩方、申し訳ありません…)、

 

その年代のOBOGで

 

「集まって稽古して一杯やろう♪」

 

という気楽なコンセプトのイベントです。

 

現役学生の稽古が終わった午後の時間帯に六アイ道場を利用して、自由に

 

基本稽古するもよし♪

 

久しぶりに仲間と地稽古するもよし♪

 

見取り稽古するもよし♪

 

面は各自のペースで何回外してもOK!というゆる~い内容の稽古会で、

 

特に大学剣道部や稽古とは疎遠になってしまっているOBOGで、甲南への思いはあるのに、

 

「いきなり現役学生と(同じペースで)稽古するのは、ちょっと…」という方、

 

「一人で現役学生の稽古に参加するのは、ちょっと…」という方、

 

「久しぶりにアイツと稽古して美味い酒飲みたい!」という方etc…を対象に、

 

まずはそうした若手OBOGの遠のいている足を六アイ道場に向けていただくことが主な目的です。

 

そんな想いで2015年8月にスタートした稽古会も、今回で、まる3周年の19回目を迎えます。

 

そんな記念すべき今回は、ひとつ盛大に開催すべくLINEやfacebookといったSNSを駆使した案内のもと、

 

道路を隔てた目と鼻の先には、あれよあれよという間に高層マンションが完成しつつある我らがショッキング

 

ピンクの聖地に


一睡もせず午前中までのお仕事を終えた、その足で参加の入江尚吾 先輩(H11年卒)を始め…

これまたお仕事を終えた、その足で午前中は現役学生との稽古を乗り切ってフラフラの梅木大 先輩

(H13年卒)や

もはやこの稽古会のマスコット的存在?の河村知哉 先輩(H12年卒)と

そのリスペクトする先輩のポジションを虎視眈々と狙う、ゆるキャラ赤松翼 先輩(H21年卒)

あまりのアグレッシブかつトリッキーな動きでなかなか静止画が撮れず残像が映ってしまう絶叫系キャラ

鳥居祐介 先輩(H20年卒)や

学生時代から愛用する胴と横腹との隙間がとうとうなくなって来た吉田大樹 先輩(H14年卒)に加えて

今春、二刀で七段に昇段されてから試合に出場すればコートにユーチューバ―?の人だかりができる

ようになった有名人 濱田徳明 先輩(H10年卒)や

OGの中ではトップの参加率を誇る上浦(旧姓 原)知英 先輩(H18年卒)、更に…

奥村康宏 先輩(H16年卒)・真智子 先輩(旧姓 山田、H18年卒)ご夫妻、そして


前回に続いて、元気な二人の奥村ジュニアを伴ったファミリー参加を得て

おかげさまで3周年!偶然にも公務員率の高い参加者による今回の若手OBOG稽古会が開催

されました。

稽古会参加者
氏   名  卒業年次  氏   名  卒業年次  氏   名  卒業年次 
濱田 徳明 H10年  入江 尚吾  H11年  河村 知哉  H12年 
梅木  大  H13年  友澤  剛  H14年 吉田 大樹  H14年 
奥村 康宏 H16年 奥村(旧姓 山田)真智子 H18年 上浦(旧姓 原)知英 H18年
鳥居 祐介 H20年 赤松  翼 H21年 奥村ジュニア2名

つい1週間前には学生の稽古オフ期間を利用して六アイ道場の修繕工事があり、いつごろからか道場奥の

天井から壁を伝っていた雨漏り箇所も補修されたとのこと…

そして何より、この日道場に入る先輩方の足元に、ちょっとした違和感を与えたのは、敷居から床1枚の厚み

分高くなった貼りたてホヤホヤの新しい床!違和感を与えたのもそのはずで、床貼り換えではなく従来の古い

床の上に新しい床材を貼る工法だったため、敷居から若干の段差が生じています。それと同時に新しい床材の

下から懐かしい今までの床材をチラ見せしてくれています。OBにとっては粋な計らいです。


そんな新鮮な道場で、友澤からのキラーパスで号令をかけるハメになった鳥居先輩指揮のもと、

正確かつ入念な準備体操に続き、突然の、いつもと違う斬新なメニューに全員が戸惑いを隠せなかった

素振りを終えて、


いつものように上座も下座もなく全員で円になって座礼を交わし、新しい床の踏み心地を確かめつつ…

稽古開始!


この日の六アイ道場も、いたるところでこの稽古会ならではの、河村先輩と鳥居先輩・赤松先輩による

世代を越えた同業者対決や、


濱田先輩と上浦先輩による、こちらも世代を越えた同業者対決…

河村先輩と奥村先輩(夫)による世代を越えた主務対決や、

梅木先輩と吉田先輩による18年前の兵庫学生大会新人戦準決勝を再現した先輩後輩対決に加えて、

(ちなみに18年前の準決勝は当時1年生の吉田先輩がコートの中で梅木先輩もと立ちに公開掛かり稽古の

末、盛大に勝利を献上した後、梅木先輩が決勝で青山先輩との、これまた同門対決を制し優勝)

入江監督と梅木助監督による、この日ほぼ(お仕事による)徹夜明けの超人コンビ対決、そして…

なんと言っても一番、闘魂燃えるのは同期対決!上浦先輩と奥村先輩(妻)による卒業以来のまさに

剣先の同窓会など、数々のドリームマッチが繰り広げられました。

さて、この日もゲストにして未来の甲南剣道部員(※あくまで私個人の希望的観測です)である奥村ジュニア

は、少年指導もお手のものの河村先輩をはじめ、パパやママの仲間たちに稽古を願い~の、途中で

DVD休憩をはさみ~の、そして、ちょっと目を離したすきに…誰かが「あっ…!!」と声を上げた時にはもう…


果敢にも二刀の濵田先輩に稽古をお願いしているではありませんか…!

稽古をお願いされた濱田先輩も戸惑いつつ「二刀でいいか?」と了承を得てのことでしたが、

なんて怖いもの知らずなんでしょう…彼がパパとママどちらに似たのかはご想像にお任せします。

そんなこんなでホノボノとした風が吹き抜けた六アイ道場でしたが、ご存知の通り、この日も、なんせ

最高気温33℃の酷暑…いかに冷房の効いた室内とは言え、さすがの参加メンバーもバテバテのご様子…


ひとり…またひとりと見取り稽古にシフトするメンバーが続出したところで、記念すべき3周年を迎えた

今回の若手OBOG稽古会は幕を閉じました。


それでも元気な奥村ジュニアが稽古後に広くなった道場で駆け回るのを見届けつつ、ある者は一旦車を

置きに帰り、ある者は師範室でマッタリひと休みした後…

摂津本山駅北側の山手幹線沿い、前回利用させていただいた現役部員ご用達のお店に…

再び集結!このために今回も宿泊先を確保した河村先輩をトップに…かんぱ~い♪

この日も参加メンバーは、キンキンに冷えたジョッキ片手に、目の焦点が合わなくなるほど?

まぁ飲むわ語るわ…

そんな中、今更ながら、河村先輩と同業者だったことを知って驚きを隠せない鳥居先輩の

リアクションを酒のサカナに…

そんなペースで揚げ物注文して大丈夫ですか?と心配する参加メンバーたちをよそに、座席奥の二大巨頭は…

〆のラーメンまでガッツリ食うわ食うわ…

そんなこんなでホノボノとした風が吹き抜けた第二道場での楽しいひと時は、縦之会事務局から一方的な

鳥居・赤松両先輩への関西学連剣友剣道大会(12月1日土曜日、京都市ハンナリーズアリーナにて開催)

選手指名という暴挙で幕を閉じました。

第二道場(岡本)参加者
氏   名  卒部年次 氏   名 卒部年次 氏   名 卒部年次 
河村 知哉 H12年卒 友澤  剛 H14年卒 吉田 大樹 H14年卒
鳥居 祐介 H20年卒 赤松  翼 H21年卒  

 縦之会は現役学生を支援する後援会的側面もありますが、OBOGが交流・懇親を深める同窓会的側面

 

もあるのです。若手OBOG稽古会は、OBOG有志によるイベントであり、まずは同窓会として若手

 

OBOGを六アイ道場(または、その後の飲み会)に集めて、最終的に後援会として現役学生の稽古や

 

試合会場に足を向けていただくのが狙いなのです。この稽古会は「剣道が好きな人」の集まりではなく、

 

「甲南が好きな人」の集まりにしたいと考えています。次回は10月開催を予定しています。

 

まずは懐かしの六アイ道場にお誘い合わせの上、お集まりください!

 さて、前回に続きご参加いただいた奥村ファミリーのように、お子さんが剣道を始めるOBOGや、それを

機会に稽古を再開する方もおられます。親の世代になって稽古を継続していると、思わぬ出会いもあります。

今回、同期生の上浦先輩と奥村先輩は、示し合わせた訳でもなく、偶然、この稽古会に参加されました。

そこで奥村ジュニアから稽古をお願いされた上浦先輩は「同期生のお子さんと稽古できるなんて…なんか

不思議な感じです。」と、感慨深げに語っていました。それを見守る参加メンバーも、どこか親戚のお子

さんを迎えるような、感慨ひとしおだったに違いありません。この若手OBOG稽古会は、そんな「思わぬ

出会い」も待っているかもしれない、まさに気軽に帰って来られる実家みたいな場所でありたい、そうした

思いで来年の4周年に向けて、皆さんと時を刻んで行きます。

 今回、卒業以来かもしれない思わぬ再会を果たした上浦・奥村の両先輩は、奥村ジュニアの成長ぶりに

時の経過を感じつつ、この道場で過ごした原・山田両先輩に戻ったお二人の(元)ガールズトークは稽古後、

時を忘れて続くのでした…

友澤 剛(平成14年卒)記