別府大学遠征(8月19日~8月20日)

 8月19日~20日、別府大学主催の合同合宿に参加すべく、大分県別府市への遠征を実施しました。本遠征は、大分県ご出身の伊藤明裕 師範からご紹介いただき、8月17日~23日に別府大学主催の、順天堂大学、香川大学、環太平洋短期大学といった強豪大学が集う合同錬成会に、本学も部員全員で参加し、来たる関西学生剣道優勝大会に向けた強化を図る短期合宿です。合同合宿を主催する別府大学は、古くから女子の活躍は西日本学生剣道大会においても準優勝1回、第三位入賞4回と、顕著でしたが、2013年の岩本貴光 監督就任後は、特に男子の活躍が目覚ましく、九州学生剣道優勝大会では3年連続の準優勝を果たし、昨年は西日本学生剣道大会で準優勝、そして全日本学生剣道優勝大会では第三位入賞に輝いています。別府大学を率いる岩本監督は、PL学園・筑波大学で選手としてご活躍後、大分県高校教員として2008年には日田高校を全国優勝に導いた名将で、別府大学に指導の場を移した後も、昨年は別府大学の附属校である明豊高校を創部1年で全国大会出場に導くという快挙を達成されております。今合同合宿では、18日の夜行フェリーで大阪港から出航し、19日午前から参加した本学部員を含め、参加大学は岩本先生指導のもと、午前は2時間30分、午後は3時間の基本稽古と練習試合を合同で実施しました。中でも、岩本先生が県内の進学校を全国大会に導く過程で考案した「至短稽古」は、短時間の効率的な稽古法で、その内容は、今合同合宿においては、足捌き、体幹強化を主としたものでした。そして、本学部員が参加他大学から刺激を受けたのは、練習試合で体感した、その攻め、試合運び、体幹といった技術面はもとより、チームとしての統率力・結束力や、全国制覇を掲げる意識の高さ等、精神面で本学に不足する点でした。

 当初は21日午前の稽古まで参加し、22日の夜行フェリーで別府港から出航し帰阪するところを、台風19号接近に伴い、行程を1日短縮することで、20日までの稽古参加となりましたが、関西学生剣道優勝大会までの残り約1ヶ月余りの期間で、本遠征で顕在化した技術的・精神的な課題を明日からの稽古で克服すべく、20日夜のフェリーで全員帰路に着きました。最後に、この度の有意義な合同合宿への参加にあたり、ご紹介いただきました伊藤師範をはじめ、参加期間中、お世話になりました岩本先生および別府大学剣道部の皆様に、縦之会会員一同、ここに厚く御礼申し上げます。

 なお、実質2日間の本学参加期間中、本遠征に参加いただいた方々は以下の通りです。

 

  波多野幸範 先生

  伊藤 明裕 師範

  田頭 啓史 先輩(S52年卒)

  菅沼 満寛 監督(S53年卒)

  石田 明久 先輩(S57年卒)

 

以上、ご多忙の折、遠路お越しいただき、誠にありがとうございました。

18日に夜行フェリーで大阪港を出航し一路、別府に向かう。船上にて明石海峡大橋を眺める部員たち。
18日に夜行フェリーで大阪港を出航し一路、別府に向かう。船上にて明石海峡大橋を眺める部員たち。
別府大学武道館を会場として8月17日~23日の期間中実施の合同合宿に本学は実質2日間参加。
別府大学武道館を会場として8月17日~23日の期間中実施の合同合宿に本学は実質2日間参加。