第42回関西女子学生剣道優勝大会

 三連休の初日となった10月6日、「滋賀県立武道館」において第42回関西女子学生剣道優勝大会が開催されました。関西学生剣道連盟加盟の女子47校の頂点を争う団体戦(女子5人戦)である本大会は、当初は9月30日に例年通り男女同日開催のところ、台風接近の影響により、女子大会は延期の上、当日中断となった男子3回戦以降を午前中に実施後、午後からの開始となりました。観覧席が少ない会場の都合上、主催者側から異例の(応援による)来場自粛要請があるなど、全てがイレギュラーの今大会に、本学は次の布陣で臨みました。

  

  女子 野村 純花 (4年 津田学園高等学校出身)

     中川  萌 (4年 甲子園学院高等学校出身)

     樋口 琴音 (3年 甲子園学院高等学校出身)

     西村  葵 (3年 初芝立命館高等学校出身)

     入井 玲亜 (3年 広島皆実高等学校出身)

     野中 陽和 (2年 興譲館高等学校出身)

     髙橋 杏佳 (2年 雲雀丘学園高等学校出身)

 

 本大会は全日本女子学生剣道優勝大会の予選であり、上位8校と敗者復活戦(上位16校の内、上位8校を除く8校で行う試合)の勝者(女子3校)が、その出場権を得ることができます。なお、今大会の上位8校は次年度本大会組合せにおけるシード権を得ることができます。平成26年度本大会以来、失ったシード権の奪還を第一目標として、今大会に臨んだ本学の試合は以下の結果となりました。 

  

  女子 1回戦 甲南大学 2(3) - 0(1) 武庫川女子大学

     2回戦 甲南大学 4(7) - 0(0) 神戸大学 

     3回戦 甲南大学 0(2) - 2(4) 近畿大学     

     →ベスト16進出

     敗者復活戦

     1回戦 甲南大学 3(4) - 0(0) 京都教育大学

     2回戦 甲南大学 5(6) - 0(0) 奈良大学

     →全日本大会出場

 

以上の通り、昨年度本大会においては、2回戦で代表者決定戦の末、全日本大会出場を逃した本学でしたが、今大会、2回戦までを順調に突破し、全日本大会出場を賭けた3回戦で優勝候補の近畿大学と対峙します。ここでは、先鋒・次鋒戦ともに先制するも取り返される惜しい展開の後、1本差で引き分けが続き、大将戦で更に1本追加され、時間を迎えます。しかし、落胆する間もなく敗者復活戦に臨んだ本学は本戦での悔しさを胸に、京都教育大学との1回戦を中堅までの3人で勝利を決め、再び全日本大会出場を賭けた2回戦では奈良大学に1本も与えず5人全員が勝利する形で、全日本大会への切符を手にしました。一昨年に続いて敗者復活戦を勝ち抜いての、2年ぶりとなる快挙は、伊藤明裕 師範、監督・助監督、更に強化委員をはじめとするOBOGの先輩方による、熱心なご指導の賜物であり、現役部員においては約1ヶ月後の全日本大会に向けて、今大会で顕在化した課題を克服しつつ、上位進出を目指し、明日からの稽古に臨まれんことを、縦之会会員一同、切に願います。本学が出場する第37回全日本女子学生剣道優勝大会は、11月11日(日)、春日井市総合体育館において開催されます。

 また、今大会には、本学より以下の先輩方に大会役員・審判員の労を取っていただきました。 

 

  大会副委員長 石田 明久 先輩(S57年卒)

  審判主任   田頭 啓史 先輩(S52年卒)

  審判員    堂内 昌孝 先輩(S57年卒)

         森本 俊也 先輩(S60年卒)

         杉本 安隆 先輩(S61年卒)

 

 なお、当日3回戦以上を実施した男子優勝大会と、女子優勝大会の結果は次の通りです。

 

  男子優勝  近畿大学(3年ぶり7回目)

    準優勝 龍谷大学

    第三位 関西学院大学

    第三位 大阪教育大学

  女子優勝  立命館大学(4年ぶり4回目)

    準優勝 大阪体育大学

    第三位 近畿大学

    第三位 関西学院大学

本年も47大学298名参加の今大会。
本年も47大学298名参加の今大会。
開会式で整列する本学選手たち。左肩の甲南ワッペンが光る。
開会式で整列する本学選手たち。左肩の甲南ワッペンが光る。

観覧席が少ないことから、主催者側より異例の来場自粛要請があった今大会。本学の割当席数も5席のみ。
観覧席が少ないことから、主催者側より異例の来場自粛要請があった今大会。本学の割当席数も5席のみ。
決戦を前に相手校と対峙する本学選手たち。
決戦を前に相手校と対峙する本学選手たち。

野村純花 主将(4年)
野村純花 主将(4年)
中川萌 副主将(4年)
中川萌 副主将(4年)

樋口琴音 選手(3年)
樋口琴音 選手(3年)
西村葵 選手(3年)
西村葵 選手(3年)

野中陽和 選手(2年)
野中陽和 選手(2年)
試合終了後、喜びに浸る間もなく、翌日の学習院大学定期戦に参加すべく新幹線で東京へ向かう女子選手たち。
試合終了後、喜びに浸る間もなく、翌日の学習院大学定期戦に参加すべく新幹線で東京へ向かう女子選手たち。

2年ぶりの全日本大会出場を果たした本学選手たち。
2年ぶりの全日本大会出場を果たした本学選手たち。
本学女子部員たち。
本学女子部員たち。
男子大会からのイレギュラーな予定変更の対応など、共に乗り切った影山主務を囲んで。
男子大会からのイレギュラーな予定変更の対応など、共に乗り切った影山主務を囲んで。