新型コロナウィルス感染症感染拡大による緊急事態宣言が対象9都道府県で延長されて最初の休日となった6月6日、大阪市「エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)」において、第69回関西学生剣道選手権大会・第51回関西女子学生剣道選手権大会が開催されました。本大会は、関西学生剣道連盟に加盟の各大学がトーナメント方式で、その覇を競う個人戦であり、その内、男子ベスト30、女子ベスト16に進出した選手は、全日本学生剣道選手権大会・全日本女子学生剣道選手権大会の出場権を得ることができます。今大会は当初、4月25日、舞洲アリーナで開催予定でしたが、緊急事態宣言発出に伴い、開催が延期となりました。役員・審判員・出場大学部員(主務と荷物係のみ)・報道関係者等の関係者以外入場が制限される無観客試合として開催された今大会は、感染対策が講じられた上で、会場内の人数を考慮し、女子選手権大会終了後に男子選手権大会を開始する等、前例のない試合進行となりました。こうした状況下、男子50大学240選手・女子51大学161選手が出場する今大会に、今年も本学より男子6名・女子4名が出場し、以下の結果に終わりました。
男子
千葉 竜雅 (4年 滝川第二高等学校出身) 3回戦敗退
櫻井 佑真 (4年 明石高等学校出身) 1回戦敗退
久保田 祐生(3年 西大寺高等学校出身) ベスト30進出→全日本大会出場
竹内 悠真 (3年 比叡山高等学校出身) 3回戦敗退
井上 丈一郎(3年 広島皆実高等学校出身) 2回戦敗退
森島 憲英 (1年 滝川第二高等学校出身) ベスト16進出→全日本大会出場
女子
市川 真麻 (4年 履正社高等学校出身) 1回戦敗退
酒井 奈美 (3年 履正社高等学校出身) 1回戦敗退
田中 麻裕 (2年 明石高等学校出身) 1回戦敗退
宮﨑 瑚春 (2年 甲子園学院高等学校出身) 1回戦敗退
以上、昨年度本大会が新型コロナウィルス感染症感染拡大の影響で中止となり、2年ぶりの開催となった今大会において久保田祐生 選手と森島憲英 選手が、激戦を制して全日本大会への切符を獲得しました。本学男子の全日本大会2名出場は平成30年以来3年ぶり、そして全日本大会出場は3大会連続に更新されました。本学は4月18日開催の兵庫学生剣道大会翌日から、緊急事態宣言発出に伴い、剣道部を含む全てのクラブが活動停止となりましたが、全国大会に繋がる公式戦を控えたクラブに活動を認める本学ガイドラインの特例により、剣道部は1ヶ月後の5月18日より活動を再開しました。こうした経緯を踏まえ、短期間集中の稽古で好結果をもたらしたチームとしての成長は評価に値します。これも偏に、伊藤明裕 師範を始め、監督・助監督・強化委員の先輩方による熱心なご指導の賜物であり、近年の新指導体制における強化は確かに実りつつあります。久保田・森島両選手の出場する全日本学生剣道選手権大会は、6月27日(日)、アダストリアみとアリーナ(茨城県)で開催されます。
※全日本学生剣道選手権大会・全日本女子学生剣道選手権大会は、コロナ禍の現況、各大学の状況を勘案し、延期されることが決定しました(6月9日 追記)。
また、今大会には、以下の先輩方に大会役員・審判員の労を取っていただきました。
大会副委員長 石田 明久 先輩(S57年卒)
審判員 杉本 安隆 先輩(S61年卒)
以上の先輩方に加え、大会当日、関係者以外の入場が制限される中、選手に帯同の上、ご指導いただいた菅沼満寛 女子監督ならびに、堂内昌孝 男子監督代理に厚く御礼申し上げます。
なお、今大会の結果は次の通りです。
男子優勝 中村 謙太 選手 (同志社大学4年 PL学園高等学校出身)
準優勝 山口 泰人 選手 (同志社大学2年 仙台育英高等学校出身)
第三位 嶌田 瑞稀 選手 (大阪教育大学3年 三重高等学校出身)
第三位 久能 嘉以 選手 (同志社大学3年 日吉ヶ丘高等学校出身)
女子優勝 本田 和 選手 (大阪体育大学4年 八幡南高等学校出身)
準優勝 大西 真奈未 選手(関西学院大学4年 関西学院高等部出身)
第三位 児島 那歩 選手 (花園大学3年 島原高等学校出身)
第三位 福井 眞穂 選手 (大阪体育大学3年 奈良育英高等学校出身)